個人タクシーになる条件を分かりやすくまとめてみた【意外に難関】

どうも、現役タクシーマンの「くもノすけ」です。

個人タクシーを目指しているタクシー運転手同士諸君のために、個人タクシーになる条件を誰でもが分かりやすいように簡単にまとめてみました。

細かい不要な部分はすっ飛ばしているので全国個人タクシー協会のサイトを確認するか、協会に問い合わせてみてください。

個人タクシーになる流れ

①個人タクシーになる条件を確認

申請日の年齢で条件が少し違います。

条件がクリアできないと申請すらできません。

歳を取れば取るほど条件は少しゆるくなります。


【個人タクシーになる条件その①:経験年数】

■申請日が35歳未満

・過去10年間無事故無違反

・過去10年間連続でタクシーorハイヤーで働いてる

■申請日が35歳〜40歳未満

・サラリーマンとして車を運転した仕事に合計10年間以上就いてる(タクシーハイヤー意外は経験年数✕50%で計算)

・タクシーorハイヤーに合計5年間は勤めた(申請直前3年間は必ずタクシーorハイヤーに勤務しなきゃダメ)

※過去10年間無事故無違反なら直近3年間のうち2年間タクシーハイヤーに勤務してればOK

■申請日が40歳〜65歳未満

・過去25年のうち、サラリーマンとして車を運転した仕事に合計10年間以上就いてる(タクシーハイヤー意外は経験年数✕50%で計算)

・直近3年間のうち2年以上タクシーハイヤーに勤務してればOK


【個人タクシーになる条件その②:法令遵守】

・過去5年間のうちに免許取消や覚醒剤や売春をやっちゃった人(心当たりがある人は詳細を要チェック)

・過去3年間は無事故無違反(申請日1年以前の反則点1点まではギリギリセーフ)


【個人タクシーになる条件その③:資金】


合計200万ぐらい貯金あれば気にしなくてOK

(↓内訳)
■設備資金:原則70万 ※車を安く手に入れる見込みあればもっと少なくてOK
■運転資金:70万以上
■保険料:自賠責と任意の両方を合わせた年額


【個人タクシーになる条件その④:営業所と車庫】

・営業所は営業区域内にあること(都内で営業するなら都内にあること、埼玉県とか隣接する県にあるのはダメ)

・営業所に申請前1年間は住んでること(基本は自宅を営業所にすればOK)

・車庫は営業所から近くの普通の駐車場でOK


ここまでの条件①〜④をすべて満たしていればOK。

↓↓簡単に画像にまとめておきました↓↓

②申請して営業許可をゲットする

方法は2つあります。

■新規許可(←ほぼない)
■譲渡譲受(←ほぼみんなこっち)

現状、新規許可はほとんどありませんので、個人タクシーを引退する人から営業許可を譲ってもらう方法がほとんど。

③健康診断と適性診断を受ける

心臓病など重病を患ってる方は組合に要相談、その他の人はだいたい大丈夫

④法令&地理試験受ける

交通ルールと地図を勉強して受けるだけ。

10年以上タクシー・ハイヤー運転者として働いて、申請日以前5年間無事故無違反であれば、地理試験を免除。

ここまでくれば晴れて「個人タクシー」の仲間入りです。

あとは地方運輸局ごとで多少異なる点があるので、自分の営業区域の運輸局に詳細を確認してください。

「個人タクシーになる条件教えてください」と言うだけでひと通り教えてもらえるはず。

まとめ

ここまで読んでわかると思いますが、「個人タクシー」になるには長い時間と無事故無違反が必要なことがわかると思います。

ストレスの多いタクシーを10年続けるのも凄いですし、1勤務あたり300km程度の距離を走るタクシーにも関わらず無事故無違反を何年間も継続し続けるって言うのは、同業の法人タクシーの運転手だからこそ大変なことが分かると思います。

要するに「個人タクシー」になるハードルは高いです。

個人経営なのでルールとマナーを忘れてしまっている個人タクシーも居ますが、基本的に個人タクシー運転手はベテランの優良ドライバーであることは間違いありません。

この記事が誰かの役に立つと嬉しいです。

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