20代・30代でタクシー運転手になるなら覚悟しておくこと【後悔先に立たず】

どうも、「くもノすけ」です。

私は都内でタクシー運転手をしている20代既婚男子です。

いろいろと複数の収入(副業)を確保しながら、個人タクシーになることを目標にタクシー運転手を細々と続けています。

そんな私もタクシー運転手になってから随分と時間が経ちましたが、ここのところよく思うことがあります。。。

20〜30代の新人すぐ辞めすぎじゃない?!

コロナ禍があって収入が著しく下がったので、生活のためには仕方ない部分も理解できます。

しかし、それにしても、1年経つか経たないかのうちに辞めていく運転手がここのところ多いです。(私の周りだけ?)

若くしてタクシー運転手になる「リスク」を考えずに就職したのかな?と感じてしまいます。

今回は若くしてタクシー運転手になる「リスク」について考えてみました。

20代・30代でタクシー運転手になる人が覚悟するべきこと

将来無くなる(かもしれない)職業であること

他の記事でも書いてきましたが、近い将来、自動運転や移民によって、タクシー運転手だけでは生きていけない職業になる可能性があります。

人生100年時代と言われる昨今です。

将来、70歳まで何かしら働かなければいけなくなったとき、果たしてタクシー運転手という職業が数十年後の未来に残っているかどうか…。

もしタクシー運転手という職業がなくなったときに、タクシー運転手しかやってこなかった自分に何ができるかどうか…。

つまり、タクシー運転手が必要なくなるという将来を覚悟していなければいけません。

例えば、専門的な資格を取ったり、投資をしたり、副業を考えたりと、タクシー運転手とは別で収入を作ったりする必要があると思います。

30代中盤になると友人と収入差が出てくること

タクシー運転手は出来高制の場合が多いので、体力のある20代〜30代前半はバンバン繁華街を走り回って売上を上げてそこそこの給与を得ることができます。

なので都内に関して言えば、20代のうちは友達に中でも収入を得ている方になるかもしれません。

しかし、30代中盤ぐらいで収入はどんどん抜かされていくでしょう。

30代になって体力が落ちてきたせいで20代の頃の働き方ができなくなり稼げなくなっただけではありません。

周りの友人は平社員から経験を積んで管理職にステップアップしていってたり、経験を活かしてキャリアアップのための転職をしていても、あなたはいつまで経ってもタクシー運転手のままだからです。

タクシー運転手には出世競争というストレスを抱えないでいい代わりに、いくら歳をとっても「権力」も「収入」も大きく変わることはありません。(出来高制なので収入は多少上下はしますが…)

周りの出世が気になる人はタクシー運転手には向いてません。

転職に不利になること

特に20代のうちにタクシー運転手になって数年を過ごしてしまうと、どうしても転職に不利になってしまいます。

他の20代の社会人はビジネススキルや経験を積んで、どんな企業でも欲しがる人材になるために毎日少しずつ学び進歩しています。

一方で、タクシー運転手で得た知識や経験が他職業で活かせる機会は無いに等しいです。

一定の区間の道に詳しいからといって、タクシー業界以外の企業の何の役に立つのでしょうか。

また、タクシー運転手はどうしてもマイペースだったり、サボり癖がついていたりします。

何時間も車内で一人で過ごすことになるのでマイペースにもなるのは当たり前ですし、休憩も好きな場所・好きな時間に取れるのでサボり癖がつくのは仕方ないことです。

しかしそれはタクシー会社以外の企業では許されません。

タバコ1本吸いにいくのも難しい職場だってあります。

一度タクシー運転手に慣れてしまうと、マイペースとサボり癖は抜けません。残念ながら。

景気に収入が左右され過ぎること

タクシー運転手は出来高制の給与体系で働いていることがほとんどです。

どうしても景気に収入が左右されてしまいます。

特にタクシー業界は景気の波をいち早く受けやすいことで有名です。

好景気のときは誰でも稼げる簡単な仕事ですが、不景気になった瞬間からほとんどの運転手が稼げなくなります。

20代のうちは好景気でも、30代40代ずっと不景気になる可能性もあります。

要するにまったく収入が安定しません。

50代60代になっても不景気なら、あなたは生涯通して貧乏な人生を歩む可能性があります。

そのような可能性があることは覚悟するべきです。

タクシー運転手は面白い仕事ではないこと

タクシー運転手の仕事は、最初のうちは「釣りのようで楽しいかなー」と思って続けられます。

(道に詳しくないとお客さんに怒られてしまい最初から面白くない仕事の場合もありますが…)

しかし、運転手を始めて2〜3年もするとだいたい仕事内容が単調になってきて、何の工夫も無しに4〜5年が経つと完全に仕事に飽きてしまいます。

普通の一般企業であれば年齢や役職によって徐々に仕事内容が変化していくものですが、タクシー運転手は何年経ってもほとんど仕事内容は変わりません。

アプリ配車など配車システムのアップデートはあれど、基本的なやることは「人を運ぶこと」だけですので飽きても仕方ないかもしれません。

さらに悪く言うと、タクシー運転手になろうとしているあなたは、ただひたすら「右から左へ人を運ぶだけ」の仕事人生を歩む覚悟が必要です。

まとめ

同じ20代タクシー運転手として「覚悟」という重々しい言葉を使って少々暗いことばかりを書いてきましたが、入社してすぐに辞めてしまう人たちを身近で見てきたので今回はちょっと強めに書いてみました。

タクシー運転手は正直なところ20代でなくても60代になってもできます。

むしろ一生懸命に働いてお金を貯めたサラリーマンが、50代で早期退職でもして心に余裕がある状態でタクシー運転手になるのが理想だと個人的には思います。

特に若い方はその他の色々な職業を経験してからタクシー運転手になるのも悪くない選択だと思います。

もちろん「個人タクシーになりたい!」や「仕事はサボって他のことに時間を使いたい!」といった目標がある方は20代からタクシー運転手になっても充実した生活ができると思いますよ!

どうぞ、他の記事も読んでいってあげてください。↓

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