【注意喚起】20代タクシー運転手の事故が多い?その理由と対策【3選】

どうも、「くもノすけ」です。

タクシー運転手と「事故」は、運命共同体といいますか、切っても切れない腐れ縁と言いますか…。

都内を車で走ったことのある人なら分かるかと思いますが、都内は道が複雑で、どこもかしこもたくさんの車が走っています。

それに加え、タクシー運転手は隔日勤務であれば1出勤で300kmも運転するので、誰がどう考えても交通事故にあう確率は他の職業より高い職業です。

そして、実は事故の割合が高いのは「20代の若手運転手」です。

そもそもタクシー運転手には20歳代の運転手が少ないので”目立って”はいませんが割合で考えると事故・違反が明らかに多いです。

体力が50〜70歳代の運転手よりもあるにも関わらず20代運転手の事故・違反が多い原因は、やはり「運転経験の少なさ」だと思います。

タクシー運転手経験の少ない新人さんは事故も違反も多い傾向があります。

車幅感覚が未熟ゆえに車両をぶつけたり、道をよく知らないために交通違反をちょくちょくおこしています。

また、出来高制の給料体系の場合が多いタクシー運転手では、お客さんを乗せれば乗せるほど収入が増えるので、20代のうちは一般的な他の仕事より(都内においては)簡単に稼げる職業と言っても良いと思います。

それゆえに、若手運転手はその「売上」や「収入」に集中しすぎて少し無謀な運転」をしてしまうことがあるようです。

これが事故や違反の多さに繋がってると思います。

私も同じ穴のムジナ…私もタクシー運転手になったばかりの頃は小さな自損事故や違反を立て続けに起こしていました。

それも今は昔、現在は事故も違反もせず、安全運転で至って真面目に日々働いております。

そんな事故・違反の多い20代運転手たちに「気をつけて欲しいこと」をタクシー運転手の先輩として自身の経験からご紹介します。


事故・違反の予防対策(注意点)

  1. 売上を意識し過ぎない
  2. 体と頭の疲れに気づく
  3. お客さんの為に事故・違反を起こす「無駄さ」に気づく

①売上を意識し過ぎない

お客さんをたくさん乗せて売上を上げることは良いことです。

たくさんお客さんを乗せられるってことは、たくさんの人の役に立ったと言い変えても良いと思います。

しかし、売上に上下があるのがタクシー運転手の常であることを理解すべきです。

タクシー運転手の中には1日の売上目標を「◯万円乗せたら帰ろう」のように決めて働いている運転手が多くいますが、毎日同じ時間働いても同じ売上があがるワケではないはずです。

どんなトップ運転手でも必ず浮き沈みはあります。

なので、毎出番のように短時間で同じ売上を上げようとはせず、毎出番同じ売上をあげたいのであればある程度「時間をかける」ということを受け入れるべきです。

有り難いことにタクシー運転手は時間をかければ必ず稼げる仕事です。

勤務時間を延ばせば売上目標はおのずとクリアできるはずです。

②体と頭の疲れに気づく

20代タクシー運転手は基本的40-70代の中高年タクシー運転手よりも圧倒的に体力があります。

しかし、運転で疲れる「量」は年齢に関係なく同じということに気づきましょう

同じ時間運転すれば年齢関係なく同じだけ疲れます。

20代が主に優れてるのは「回復力」です。

仕事に使う「体力」や「集中力」が著しく多い訳では無いことを理解しましょう。

中年運転手は長い人生経験から自身の体や頭がどれくらい疲れたら不調になるか、集中力が無くなるかをおよそ把握しています。

なので無理をしすぎることは滅多にありません。

一方で20代の運転手は人生経験の少なさから自身の体力や集中力を見誤りがちです。

常に万全な体調で運転しろとまでは言いませんが、自身を守るためにも事故・違反を起こしてしまいそうな体調や集中力になる前に十分な「休憩」を取ることを覚えましょう。

③お客さんの為に事故・違反を起こす「無駄さ」に気づく

タクシーの利用客は「急いでること」が多々あると思います。

乗ってきた瞬間から「急いで!」とか「なる早で!」と言われることもあるでしょう。

しかし、急いで無理な運転をして事故・違反をしても利用客は何もしてくれません。

運転手の免許に傷がついたり、運転手が違反金を払うだけです。

更には事故・違反の処理にかかる時間に対してお客さんから文句言ってくるかもしれません。

ほとんどの場合どんなに運転を急いだところでその客があなたのタクシーに再度乗ってくれる訳では無いでしょう。

リピーター客は急いだ運転よりも「丁寧な運転」をするほうが獲得できます。

(そもそも乗車早々に「急ぎで!」なんていう客はリピーターになって欲しくない…)

つまり、運転を急いでもあなたにメリットは無いということです。

しかし、20代運転手が自身よりも年上の大人たち(お客さん)に「急いで!」と言われると、ついつい指示に従ってしまい無理な運転をしてしまう気持ちも分かります。

「急ぐのはタクシーの運転では無く、お客さんが急いで行動するべき」という当たり前のことを意識して強い気持ちを持ちましょう。


まとめ

最近、私の周りでは20代運転手が新しく運転手デビューしても、事故・違反の繰り返しや、お客さんに怒られたなどで気持ちが折れてしまい長続きせず運転手を辞めていく人が多いのでこの記事を書きました。

道を間違えたり知らなくてお客さんに怒られるのは「経験不足」「勉強不足」なので、運転のプロとして我慢せざる得ない部分もあるかもしれませんが、事故・違反については自分自身の気持ちや行動次第で無くせるものだと思います。

ぜひ少しでもこの記事が参考になればと思います。

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