どうもこんにちわ、「くもノすけ」です。
私の職業柄、毎日のように酔っ払いと対峙する機会があります。
お酒を飲んで酔っ払った「酔客(すいきゃく)」は、私たちタクシー運転手の大口顧客ですので、この対峙を避けるわけにはいきません。
その「酔客」の中でも稀に、タクシーの車内で熟睡してしまうお客様がいます。
車内で熟睡されてしまっては、さあ大変です。
事前に行き先の住所を聞いていなければ目的地も分からないし、起きてくれないとお金は払っていただけないし、酔った勢いで車内を汚されたり何をされるか分からないし、etc…
と、良いことはありません。
しかし、そのような試練を数多く乗り越え場数を踏んできた私は、この熟睡してしまったお客様をキチンと起こすことができるようになりました。
いわば、私はその道のプロであると言っても過言ではありません。笑
そんなプロ(笑)の私が酔っ払いの起こし方を解説したいと思います。
【基本編】酔っ払いを起こす方法の考え方
酔っ払いを起こす方法を考える際に重要な考え方、、、これは至極明快です。
「酔っ払いにとって不快な状況を作る」
これに尽きます。
酔っ払いは、居心地が良い環境下にいるから熟睡してしまうのです。
その環境が悪化すると一時的に意識を取り戻します。
酔っ払っていない時に普通に寝ていても、暑かったり寒かったりすると目を覚ましてしまうのと同じ現象です。
とにかく、酔っ払いにとって「不快な状況」を作れば作るほど目を覚ましてくれる可能性は上がります。
【実践編】酔っ払いの起こす方法
方法1:気温変化で起こす
私はほとんどの場合この方法でお客さんを起こします。
車内をクーラー最大出力で「寒く」して、居心地を悪くしてしまうのです。
大抵の場合、これだけで目を覚まします。
ちなみに、お客さんは泥酔しているので気温変化など小さな変化には気付かず、怒られることはほとんどありません。(自己責任でお願いします)
方法2:いきなり大音量で起こす
声だけを使って酔客を起こそうとした場合、”いきなり大音量”という点が重要になります。
深く眠ってしまっている酔客に、「起きてください、起きてください」と普通の音量で何度も繰り返して声がけしても、大抵起きません。
また、「起きてください(普通音量)、起きてください(少し大きく)、起きてください(大音量)」と声の大きさを徐々に大きくしても、これもなかなか起きてもらえません。
そこで私がオススメするのは、車を停車して静かな環境が整ったところで、”いきなり大音量”で「起きてください!」と強く声がけする方法です。
この場合、なぜか起きてもらえる確率が上がります。
方法1:気温変化との合わせ技で9割のお客様は起きていただけます。
方法3:心配して起こす
「起きてもらえないと私が困ります!」とか、「お金払ってください!」とか、起こす側の都合を大声で叫んでも、なぜかお客さんはなかなか起きてくれません。
起こす側の都合など知ったこっちゃないと言った感じで寝続けます。
それがなぜか「ここで寝ていると風邪ひきますよ」とか、「自宅で寝たほうが気持ちいいですよ」と、お客さんに寄り添った声がけをすると起きてくれる確率が上がります。
酔っ払うと判断力が落ちるので、「自分自身に何が起こるか」以外のことには興味を示してくれないようです。
「ここはあなたにとって居心地が悪い場所ですよ」ということを説明してあげましょう。
あと、どんなに泥酔してても、しっかり起こす側の声は聞こえているみたいです。
番外:叩き起こす
結局、外部刺激は人を起こす上でとても強力な方法です。
普通の日常生活を過ごしていれば、頬を叩かれたり、頭を小突かれたりしないので、心理面的にもビックリして酔っ払っていても目を覚まします。(格闘家の方など殴られ慣れてしまっている人は効かないかも?笑)
しかし、私たちタクシー運転手は不要な勘違いを防ぐため「お客様へのボディータッチは厳禁」と決められており、強く揺さぶったり叩いたりして体に接触して起こすことはできません。
膝を少し叩くとか、揺するのもダメです。
酔ったお客さんを無理に揺すって起こして、それが痴漢とか暴力と勘違いされて訴えられては一大事です。
なので、私はこの方法は試したことはありませんし、上の3つの方法を使えば使う必要のある場面にも出会うことはありません。
まとめ
以上が私が普段仕事でしている酔っ払いの起こし方です。
この方法1〜3を駆使すれば、ほとんどのお客さんは起きてくれます。
今のところ成功率100%です。
もしこれでダメなら警察官のお世話にならないといけないので、このまま100%をキープしていきたいですね。
他にも人それぞれ得意な起こし方はあるかもしれません。
また、面白い酔っ払いの起こし方を聞いたら記事にしようと思います。
↓↓↓ぜひ他の記事も読んでいってあげてください!↓↓↓
コメントを残す