どうも、「くもノすけ」です。
先日、久しぶりにやってしまいました。。。
深夜に超有名ホテルでお客様を乗せてから高速道路に乗るために、ホテル裏の路地を抜けて大通りに出るところで、「一時停止違反」を食らってしまいました。
路地から大通りへ出るところは見通しがよく、徐行レベルまで減速はしましたが一時停止が甘くなってしまいました。
そんな場面でちょうど良く、待ち構えていたのか？はたまた偶然なのか？真実は分かりませんが覆面パトカーの登場です。。。
ホテルから目的地まで8,000円は出る距離のお客様に他車に乗り換えていただく羽目になった挙句、違反点数２点、罰金7,000円の痛手です。
その日はもうヤル気がガタ落ちで、長時間フテ寝してしまったので営収（売上のことです）も悪かったのは言うまでもありません。
今回の件も自業自得なのですが、こんな私もタクシー運転手になるまではゴールド免許でした。
しかし、タクシー運転手になってから新人のうちに違反をしてしまい、ゴールド免許は次回更新時にサヨナラする予定です（涙）
タクシー運転手が捕まり易い理由
都内を走っているとタクシー運転手が警察に捕まっている、もしくは事故を起こしてしまっている状況をほぼ毎日のように目にします。
なぜ、タクシーは事故・違反を起こし易いのか、その理由を考えてみました。
１．走行距離が長い
純粋に自動車を運転している時間・距離は一般人の比ではなく、一回の乗務（出勤）でおよそ３００km程度走ることになります。
二種免許を持ったプロドライバーですので、事故・違反があってはいけないのですが、確率論的にも長距離走っている人間の方が事故・違反につながる場面に遭遇する機会が増えるのは当たり前のことです。
２．決まったルートを走らない
私たちはお客様の目的地に向かって、その時車がどちらの方向に向いていようと、最短ルートを走っていく商売をしています。
なので、プライベート時のように「少し遠回りの大通りから」とか「走り慣れた自分の好きな道」だけを選んで走ることはできません。
その日、人生で初めて走る道もザラにあります。
そんな”初めて通る道”で交通違反をしてしまうことが多いです。
走り慣れた道なら「ここは危ない」「ここは警察が張っている」なんてことも分かるのですが、初めて走る道ではそうはいきません。
これまた、私たちはプロドライバーなので、初めての道だろうと事故・違反を起こすべきではないのは重々承知の上で、やっぱり初めて走る道の標識や一時停止線を見逃し易いのは事実です。
３．長時間運転による疲労
これに関しては各個人の体調管理の問題です。
私たち都内のタクシー運転手は隔日勤務で働いているドライバーが多いので、長時間の運転でどうしても体力が消耗してきます。
適度に休憩を取るこころの余裕を持てば良いのですが、その日の営収が悪かったり、お客さんが沢山いる日だったりすると、ついつい頑張りすぎてしまうことがあります。
昨今はタクシーセンターの監査が厳しくなり、昔のように会社側から売上を煽られることはほとんどないので、各個人が気をつけて休憩をこまめに取るしかありません。
４．ドライバーの高齢化
前々からですが世間の高齢化よりも早く、タクシードライバーは高齢化が進んでいます。
一般企業では定年退職を迎える年齢である60歳のドライバーなんてまだ若く感じるほどで、平気で70代のドライバーがうようよいます。
都内の道は狭い上に交通量も多いので、俊敏な目線の動き・的確な判断の早さはとても重要かつタクシー運転手にとって必要不可欠な能力です。
昨今の「アクセルとブレーキの踏み間違い」ではありませんが、高齢になることによって、いくらベテランドライバーでも体力・判断力に必ず衰えが出てきます。
（あと高齢ドライバーの方がなぜかスピード飛ばす傾向がある気がする。。。）
５．警察の目が厳しい！
今回はこれが言いたかった！笑
上記を理由に、東京都内で起こっている事故・違反の半数はタクシーが絡んでいると言われています。（実際にそんな統計があったはずだから興味があれば探してください）
なので、必然的に、警察官の皆さんは一般車よりもタクシーを注視することが多いようです。
確率論的にも非常に理にかなっています。
また、私たちは二種免許を交付された”プロドライバー”なので、一般車よりも厳しい基準で違反を取り締まられます。
私たちも国から資格を得て、なおかつ公共の道路を利用してお金を稼いでいるので、これも理にかなっています。
つまり全面的に違反する私たちがいけないのですが、タクシー運転手になったばかりだった頃の私は「こんなに警察に見られてるのか。。。」と戦慄したのを覚えています。
まとめ
まとめると「違反・事故を起こす奴が悪い！」ですね。笑
ただ、「運転が荒いから」「下手くそだから」という理由だけではないんだよ、っていうことを書きたかったので今回の記事を書きました。（実際、無駄に運転が荒い輩とか下手くそも中にはいますが）
私も気をつけて運転していきたいと思います。
最後に、、、
「警察さん！お願いだからロング客引いた時は見逃して！！」
すみません、冗談ですm(_ _)m
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