【コロナ禍】いまタクシー運転手になるのは辞めたほうが良い5つの理由

どうも、お久しぶりです。「くもノすけ」です。

2021年現在、昨年に引き続き新型コロナウイルスによる影響、いわゆる「コロナ禍」が続いております。
相変わらず「緊急事態宣言」やら「まん延防止措置なんちゃら」やらで、私たちタクシー運転手にとっては厳しい経済状況です。

そんな状況の中、タクシー運転手の現状を知ってか知らずか分かりませんが、この期に及んで新たにタクシー運転手になろうと新人さんが入社してきています。

今回はこれからタクシー運転手になろうとしている人に向けて「今は辞めとけ」という理由をまとめてみました。

「コロナ禍」ではタクシー運転手にならない方が良い理由

収入が少ない

タクシー運転手の求人広告を見てみると、未だに「月給80万円も可能!」やら「平均給与40万以上!」などと謳っている悪い会社が散見されます(私が働いている会社も含め、ほとんどの会社がですが…笑)

現場に出ている現職のタクシードライバーである私が申し上げます。

「いまタクシー運転手の給料はみんな低い!」

間違いないです。
出来高制の悪い面が全面に出ている状況です。

中にはがむしゃらに走り回ってそこそこの売上を作っている強者もいますが、それでも以前のような給料は受け取っていません。
求人広告はあくまで“コロナ禍以前の”タクシー運転手の話しですので注意してください。

コロナ感染の危険性が高い

ご存知ない方も多いかもしれませんが、タクシーの換気効率は他の移動手段(バスや電車)に比べて格段に良いんです。ただしその一方で、一日のうちに不特定多数の人が何度も乗り降りするタクシーでは「完璧な消毒・換気は正直難しい」というのが現実です。

乗ってくるお客さんに「熱ありますか?咳でますか?」なんていちいち聞いてる余裕は今のタクシー運転手にはありません。
中には完璧な消毒・換気を徹底できているタクシーもあるかもしれまんが、少数派なのは間違いないと思います。

つまり、感染予防対策のレベルについては運転手の心がけ次第ではありますが、他の職業に比べて新型コロナに感染する確率は高いと言ってもいいと思います

ちなみに私はお客さんが乗り降りするたびに手をアルコール消毒していたら、手がめちゃくちゃガサガサに荒れました…。つらい…。

入社祝い金や保障給が無い(少ない)

タクシー運転手はもともと不人気な職業です。

基本的にタクシー会社は従業員の数よりもタクシー車両が余っている状態が慢性化しています。
なので会社の資金に余裕のあったコロナ禍以前は、「入社していただくと祝い金40万円!」といった入社祝い金や「売上に関わらず月給40万保証!」といった保障給など、各社運転手を雇うために”バラマキ”をしていました。

しかし、コロナ禍が悪化するにつれて徐々にトーンダウンし、貰える金額少なくなったり貰える期間が短くなるばかり…。
会社によってはバラマキ自体をストップしてる始末です。

例えば、同じ会社に入社したとしても、半年前に入社したAさんは入社祝い金40万円&保障給40万円(4ヶ月間)、一方で昨日入社したBさんは入社祝い金も保障給も無し…なんてことが実際に起こっています。

ただでさえ厳しい経済状況を迎えているタクシー運転手の戦場に、道も人の流れも分からない新人さんが参戦しても負け戦にしかなりません。

事故や違反の確率が上がる

収入が減ってしまったことに関係するのですが、タクシー運転手という生き物は売上が思うように上がらないと、イライラしたり焦ってしまうことがあります。

私も顔や運転には出しませんが、少なくとも良い気持ちで運転している訳ではありません。

そのような状況になってくると注意力が散漫になったり、無謀な運転をしてしまう運転手も中にはいます。
結果として不景気になると事故や違反は増える傾向にあります。

特に新人さんは走り慣れてない道や初めて走る道をばかりなので、間違いなく早々に違反や事故を起こしてしまいます。

楽しく無い

これは個人的な感想になってしまいますが、コロナ禍が進むに連れてタクシーの仕事は楽しくなくなる一方です。

コロナ禍により飲み会や接待が非常に少なくなったのに加え、終電前に飲食店が閉店してしまう「時短営業」というダブルパンチにより、遠距離の出やすい接待用タクシーチケットや終電を逃した郊外・他県在住のサラリーマンなどを乗せる機会がめっきり減りました。

渡航規制などにより、以前はあんなに沢山いた外国人も都内からほとんどいなくなってしまったので、お客さんを乗せて成田空港や羽田空港に行く機会も減ってしまいました。

要するに長距離乗ってくれる優良顧客である「ロング」のお客さんが減ってしまったのです。

我々タクシー運転手は公共交通機関の一部ですのでお客さんを選べるわけではありませんし、短い距離のお客さんも嫌ではありませんが、やっぱり「ロング」のお客さんを乗せると「キターーーー!!!!」っと内心なるのは全運転手共通だと思います。

まとめ

2021年春、今からタクシー運転手になろうと思っている方はぜひ考え直すことをオススメします

タクシー運転手という職業には、正直なところ、いつでも誰でも好きなタイミングでなれます。
焦らずタイミングをゆっくり考えて就職するとこをオススメします。

個人的な感覚ですが、全国民のワクチン接種が終わってから2〜3年は元に戻らないと思います。
(もしかしたらもう元には戻らないかもしれないけど…)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です