20代がタクシー運転手を”長く続ける”メリット・デメリット

どうも、「くもノすけ」です。
実はブログ投稿はかなり久しぶりです。
包み隠さず言いますと、飽きっぽい性格の私ですので、書いても書いてもアクセス数が急激に増えない当ブログ執筆に少し飽きてました。
(流し営業でお客さんが上手く続けて拾えないと不貞腐れてがっつり寝て休憩するタイプです(笑))

そんなこんなで、しばし当ブログを放置していたのですが、つい先日久しぶりにアクセス数を見てみたら、私が思ったりよりもアクセス数が“地味”かつ“地道”に伸びていて驚きました!

そんなこともあって、ブログを見てくださる皆様のおかげでモチベーションがガンッと上がったのでまたしばらく継続してブログを書こうと思います。

20代がタクシー運転手を長く続ける理由とは

ただでさえ、続けたくても長く続かない(事故とか違反とかストレスとか…)職業のタクシー運転手です。
他職業の選択肢がたくさんある20代の若者が、“わざわざ”タクシー運転手を長く続けるには理由があるはずです。

とりあえず私が思いつく限りを箇条書きにすると…

  • 入社時の保証給※の契約期限がまだ(←大多数)
  • タクシー運転手が好き(←超レアキャラ)
  • 10年勤続して個人タクシーを目指している
  • タクシー運転手以外に太い収入がある
  • 売上成績が良くて転職すると給料が減る
  • 介護や育児に働き方の都合が良い
  • 夢追い人
  • 職歴が悪くて転職できない
  • 人と一緒に働きたくない
  • そもそも働きたくない、寝ていたい etc…

こんなところでしょうか。

他にも若くしてタクシー運転手になる人には、複雑かつ不可思議な辞められない理由があったりしますが、主な理由はこんなものだと思います。
ちなみに私は電話番の仕事ですらドキドキしてしまうコミュ障なので「人と一緒に働きたくない」に該当します(笑)

※保証給の契約とは
入社時にちゃんと稼げるか不安な新人に対して「二種免許取得費用免除」や「3ヶ月の月給40万保証」などの保証を与える見返りとして、2〜3年以内に辞めるとその費用全額を返さなければいけない契約のこと

タクシー運転手として”長く働く”メリット

正直に申しますと「メリットなんて何もない」が結論だと思うのですが、それでは面白くないので無理やり絞り出します。

1.プライベートと仕事のバランスの取り方が上手くなる

タクシー運転手という職業は長く働けば働くほど楽になります。さらに正確に言うと、楽をするようになります。それはそのはず、楽にお客さんを効率よく乗せられる場所・流し方を覚えるからです。

その結果、仕事のあともプライベートに体力と時間を使うことができます。
稼ぎ方も働き方も運転手次第というタクシー運転手のメリットでもあります。

2.売上(収入)が安定する

タクシー運転手を長く続けると遠距離客のいる場所を覚えたり、個人的に呼んでくれる固定客を得るチャンスがあります。会社によっては良い無線配車を優先して配車してくれるところもあります。
そのような積み重ねが売上を安定させてくれます。

3.ストレスを感じなくなる

当たり前ですがタクシーには色んな人が乗ります。生意気な小娘から、半グレみたいなお兄ちゃん、忙しそうなサラリーマン、クレーム体質のおばちゃん、よぼよぼの高齢者などなど。
そんな中でタクシー運転手を長く続けると、誰を乗せてもストレスを感じなくなります。

「急ぎで!」と言われても道路には法定速度がありますし、「いつもより高い!」と言われても交通状況によって値段は多少前後するのがタクシーです…。

といった感じで、どんな嫌なお客さんが乗ってきても一度降ろしたら二度と会わない他人です。いちいちストレスを感じるのが馬鹿らしくなります。

逆に二度と会わないと思ってその場でお客さんに暴言を吐く運転手も中には居ますが、たいていは高齢タクドラで20代ではまずいないと思います。

タクシー運転手として”長く働く”デメリット

貴重な20代のキャリア形成を考えると、タクシー運転手という職業はデメリットの方が多く感じます。同じタクシー運転手の私から見ても「他にやることあるだろ!」と思うくらいです(笑)

1.売上は徐々に下がっていく

長くタクシー運転手を続けると、苦手なエリア・苦手な客層がはっきりしてきます。稼ぎ方が自由なのと同じく”稼がない”のも自由です。

意識的に、もしくは無意識のうちに苦手なエリアは避けて走るようになります。
営業時間も徐々に短くなり休憩も増えるのが一般的なドライバーです。人間誰もが楽な方へ流されていきやすいものです。20代でタクシー運転手をしてる人間なんていうのはなおさら。
そうすると入社1〜2年目の収入が一番多くて、あとはそれよりも少し低めといった感じになります。

年功序列が廃れつつある日本ですが、普通の企業でサラリーマンをしている人にはまずあり得ない現象です。

2.タクシー運転手以外の職業に就けなくなる

キャリア形成を考えるとタクシー運転手はあまり良い職業ではありません。
長く続けても何か技能が見につくわけでもなく、世間の評価が上がって行くわけでもありません。

逆に20代のうちにタクシー運転手を長く続ければ続けるほど世間の評価は下がっていくと言っても過言ではないかもしれません。
それくらい世間の目はタクシー運転手に冷たいです。

3.事故のリスクが上がっていく

運送・運輸系の職業すべてに言えることですが、走行時間が増えれば増えるほど事故の加害者になる可能性も、被害者になる可能性も上がっていきます。
いつ取り返しのつかない事故が起きても不思議ではありません。20代で後遺症が残るような事故の加害者、被害者どちらになっても良い人生は思い描けませんよね…。

まとめ

タクシー運転手には良い面もありますが、20代にとっては悪い面も多い職業だと思います。
タクシー運転手の私が言うのもなんですが、今は我慢して他のまともな職業でキャリア形成を頑張る時期だと思います。
タクシー運転手になるのは人生終盤でも遅くありません!

久しぶりに書いた記事が何だか後ろ向きな感じになってしまいましたが、私は細かいことは気にせずタクシー運転手を続けています。ある意味、タクドラ向きの性格なのかもしれません(笑)

今後とも当ブログのご拝読よろしくお願いします!

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